Outlook → Gmail Migration
「Microsoft Outlook (Classic) のアドレス帳をGmail(Googleコンタクト)に移したいけれど、インポートすると名前と電話番号がずれたり、文字化けして読めない…」
このようなトラブルは非常に多く発生します。実はこれ、OutlookとGmailの間で「言葉(文字コード)」と「ルール(項目名)」が違うことが原因です。
原因のポイント:
Outlookは日本独自の「Shift-JIS」を使いますが、Gmailは世界標準の「UTF-8」を好みます。この違いを直さずに取り込むと、カンマの位置が誤認識されて項目がずれてしまいます。
ここでは、最も簡単で確実な「メモ帳を使った修正方法」と、それでも直らない場合の「Excelを使った確実な方法」の2つを紹介します。
方法1:一番簡単!「メモ帳」で文字コードを修正する(推奨)
Excelなどの難しいソフトは使いません。Windowsに標準搭載されている「メモ帳」だけで解決できます。
手順1:Outlookからデータを書き出す
- Outlook左上の [ファイル] > [開く/エクスポート] > [インポート/エクスポート] をクリックします。
- [ファイルにエクスポート] を選び、[次へ] を進みます。
- [テキスト ファイル (カンマ区切り)] を選びます。
- [連絡先] フォルダを選択し、デスクトップなどに保存します(ファイル名例:
outlook.csv)。
手順2:【重要】メモ帳で文字コードを変換する
ここが最大のポイントです。この作業で文字化けとズレを防ぎます。
- 保存したCSVファイルを右クリックし、[プログラムから開く] > [メモ帳] を選びます。
- 中身は編集せず、[ファイル] > [名前を付けて保存] をクリックします。
- 保存画面の下にある「エンコード」のプルダウンを確認してください(通常は「ANSI」になっています)。
- これを 「UTF-8」(または UTF-8 BOM付き)に変更して保存します。
手順3:Gmailにインポートする
- Googleコンタクトを開きます。
- 左メニューの [インポート] をクリックします。
- 先ほどUTF-8で保存したファイルを選択し、インポートを実行します。
ほとんどの場合、これだけで項目ズレや文字化けは解消されます。
方法2:項目がどうしてもずれる場合の「型紙」作戦
方法1を試しても「電話番号がメモ欄に入る」「住所が分割される」などのズレが起きる場合、OutlookとGoogleで「見出し(ヘッダー)」の名前が一致していないことが原因です。
少し手間ですが、Google形式の空ファイルにデータを貼り付けるのが最も確実です。
- Googleの型紙を入手:
Googleコンタクトで適当な連絡先を1件登録し、[エクスポート] から「Google CSV形式」で保存します。これが「正しい枠」になります。
- Excelで開く:
Outlookから出したCSVと、Googleから出したCSVの両方をExcelで開きます。
- 列を合わせる:
Outlook側のデータ(名前や電話番号の中身)をコピーし、Google側の対応する列(Given Name, Phone 1 - Value など)の下に貼り付けます。
- 保存してインポート:
貼り付け終わったGoogle形式のファイルを保存し、インポートします。
注意:Excelで編集する場合
ExcelでCSVを開くと、電話番号の先頭の「0」が消えてしまうことがあります(例: 090… → 90…)。これを防ぐには、Excelのデータインポート機能を使って、電話番号列を「文字列」として読み込む必要があります。
まとめ
OutlookからGmailへの移行でトラブルが起きたら、まずは「メモ帳で開いてUTF-8で保存し直す」ことを試してください。これだけで解決するケースが大半です。